いまさらながらバイト敬語の「よろしかったでしょうか」について

散々、話題に挙がったものではありますが、今一度。

現在も基本的なマスコミや世間での風潮としては「よろしかったでしょうか」はおかしい!

となっているように、個人的には感じており、そこに疑問を感じます。

そもそも、助動詞の「た」には

・過去

・完了

・存続

・確認

の4つの意味があるのにも関わらず

助動詞「た」は過去を表すので間違い、という指摘が散見されるところも気になっています。

※ちなみに上記は中学生の学習範囲です。

 

これは君のものだっよね。

これが、よくテキストに「確認」の例文として載っているものです。

「ご注文は以上でよろしかったでしょうか」

の「た」も確認の意で使用されている訳ですから

文法上正しく問題ないのではないでしょうか?

 

「文法上正しくても不自然に感じる」という意見には一理あると思うのですが

中には「ら抜き言葉」は文法的に間違いだから直せ、といいつつ

前の例では間違い扱いしている人もたくさんいるんだろうな、と思うと

モヤモヤします。

 

そして「た」は過去・完了を表すから間違い、なんて簡単に書いている雑誌サイトの記者さんは大丈夫なのでしょうか。

結論としての意見はどちらでもよいのですが、文章を書く仕事なのですから最低限の文法知識くらいは身につけて欲しいものです。